評判の映画である。しかしいつものとおりぼーっと見た身には少し分かりにくい映画だった。自分の寿命があと半年と知らされた時、人はどういう生き方ができるのだろう。この映画の、特にこれまでごく普通に生きてきたカーターにとってとてもあり得ないような巡り合わせがもしあったとして、人はこんな風に残りの人生に折り合いを付けられるものなのか。
でもBucket List(棺おけリスト)というのは面白いですね。実際こんな言い方があるんでしょうか。何となく少なくともまだ当面この人生は続くと思っている多くの人にとっても、本当は明日の、いや今日の命も保証されていない。今もしこのリストを書いたとしたら、一体どんな項目が上がるのだろう。
(土曜の午後、MOVIXさいたま)