そう言えば、
駿台予備学校 にもほど近いお茶の水の丸善で買った
『駿台式!本当の勉強力』。この年になってもどうも勉強法の類いには弱いらしい。しかしこれは小手先の受験術みたいな本ではありませんでした。
やはり気になる英語では「口で音を出すこと。そして、ときにはそれを手で書くこと」の重要性を指摘。
[palmlife] 『英会話・ぜったい・音読 【続・入門編】』 の主張と同様ですね。
英語パートの著者 は成績が「確実に下がっていた」高二の時、ふと思い付いて教科書の徹底的な音読を始め、以来中間・期末試験で95点未満を取った記憶がないという。
世界史でも音読方式を実践して合格した教え子の話も面白い。掛け算の九九みたいに教科書丸ごと暗記してしまったということでしょうか。
「クラシックで眠くなる人、ロックをうるさいと思う人にはそういうものを聞くための専用の引き出しが備わっていないのであり、ふれている量も少ないのである」という話、英語でもそういう「引き出し」がないと模範的な発音
以外を補正して聞くことができないという話にも納得。
その昔、聞いたことのないブルックナーの8番の演奏会に行くことになり、図書館で借りたレコードを何回も聞いて「予習」したことを思い出す。