レオニード・コーガン のブラームスとベートーヴェンとチャイコフスキーとラロまで入っている2枚組のCDを持っているが、ダントツに聞く回数が多いのはベートーヴェン、次いでブラームスである。しかしこの日はチャイコフスキーのコンチェルトに圧倒されてしまった。
日曜午後のシネコン。中サイズのスクリーンはかなり空席が目立っていた。上映終了日ももう決まっているらしい。しかしバイオリンに、そしてクラシック音楽に少しでも興味があるなら、この映画は見ておいて損はない。ストーリーや演出が完璧とは言わない。奇蹟というよりお伽噺かも知れない。いや、いくら何でも一楽章の冒頭、あんな状況だったにオケが急に良くなる訳ないだろうと思いつつも、本当に感動してしまった。バイオリンソロも素晴らしく、ソリストを演じたメラニー・ロランも良かった。
エンドロールが始まるや早々に席を立つ人が必ず何人かいるものだが、昨日は最終的に明かりが点くまでただの一人も席を立つのを見なかった。きっとそうさせるような何かがこの映画にあったのだと思う。おすすめです。
→
映画『オーケストラ!』公式サイト ...音が出ます
→
オーケストラ! 映画/ 作品情報 - Yahoo!映画